メトホルミンのダイエット効果
GLP-1の分泌量が増えて食欲が抑えられる
メトホルミンを飲むと、GLP-1というホルモンの分泌量が増加します。
GLP-1は食事をすると腸内で分泌されるホルモンで、食欲の低下やインスリンの分泌促進、消化スピードの遅延といった作用があるため、メトホルミンの服用によるGLP-1の増加がダイエットに繋がります。
血糖値を下げて太りにくくする
メトホルミンは血糖値に関して、以下の3つの作用があります。
@肝臓で糖が作られる糖新生を防ぐ
A腸からの糖の吸収を抑えて便と一緒に排出する
B血糖値を下げるホルモンであるインスリンが効きにくくなってしまう「インスリン抵抗性」を改善する
この様な効果から、メトホルミン服用を服用すると血糖値の上昇が抑えられ、太りにくくなります。
メトホルミンのその他の効果
メトホルミンの作用機序には解明されていない部分も多くありますが、服用によって抗老化作用や安静時の筋肉の減少を防ぐ効果などが示唆されています。
ダイエットだけでなく、老化の遅延や美肌、筋肉の維持といった効果が期待できる可能性があり、さらなる研究が待たれます
減量効果は非常に穏やか
ダイエットに有効な様々な効果があるメトホルミンですが、実のところその減量効果自体はそれほど大きなものではありません。
ダイエット目的ではなく2型糖尿病の治療に用いられた際のデータではありますが、メトホルミンを単剤投与した88名の体重の平均減少量は、12ヶ月間で1.3kgでした。
服用するだけで有意な体重減少が見込める薬ではありますが、劇的に痩せたいという場合には望んだ効果は得づらいでしょう。